LinuxにはOpenWRTというディストリビューションがあって、これがあれば古いPCだったりルータをLinuxで動かし、高機能なルータにすることが出来る。
それをVirtualBox上にインストールしたい。何故かというとVPS上でやってる自分用ホストを本番環境でやるのはいろいろとリスキーで動作検証用に、箱庭環境というか仮想ネットワークが必要だったから。
実はOpenWRTを使わなくても箱庭LAN環境っていうのは全然構築可能なのだけど、それだけのために、数ギガもバイトあるディストリビューションイメージを取ってきてセットアップするのってちょっと大変。OpenWRTではせいぜい数メガのダウンロードで動く環境が手に入るし、サウンドだとかGUI環境等LAN設定に不要な項目を考慮せず実験が開始できる。それに使用するメモリ量もOpenWRTの方が圧倒的に少なくておそらく256MBあれば十分に動く。
それでこんないいものだからもっとOpenWRTが普及すればいいなと思うし、こういうサクッと箱庭環境構築のニーズは多少はあるとおもうのでで、作業記録兼手順書をまとめておくことにした。(たぶんほとんど自分用なんだけど)
1.VirtualBoxのインストール
これは、たぶん他サイトにたくさん紹介があると思いますので省略します。
2.OpenWRTイメージの取得
取得元はhttps://downloads.openwrt.org/releases/19.07.2/targets/x86/generic/
https://downloads.openwrt.org/releases/19.07.2/targets/x86/generic/
から
combined-ext4.img.gz
をとってくればいいのではないかと思います。
gzは7zipか何かで解凍してください。
(git-bashを入れていればgunzip でも解凍できそう)
3.イメージをVirtualboxVDIイメージへの変換
2で取ってきたイメージはUSBの起動イメージなのでVirtualBoxのハードディスクイメージに変換してあげる必要があります。
dos 窓を立ち上げて
ディレクトリ変更します。
その後変換コマンド投入します。
4.仮想マシンの作成
3.で作成したイメージを使用して仮想マシン環境を準備
細かく説明するのも面倒なのでスクリーンショット連続貼り付け
64bitでいいかなとおもいます。
UEFIは不要か思います。メモリは256MBあれば十分かと。
ビデオメモリは8MBもあれば十分かと
ここで、先ほどのイメージが登場
オーディオ要らない
ネットワークカード1はNAT(ホストを介してインターネットにアクセスするため)
ネットワークカード2は内部ネットワーク。
5.起動確認
できた。
6.まとめ
ここから、何をしていこうかな。
これから私はこの環境でVPSで実験したいこと等を実験してみる予定なのだけど、ネットワークスペシャリストの勉強とか用にも使えるかもしれないし、この環境でVPN対応ルータ等もVM上に作成可能ではないかと思います。
以上